2002年1月
■2002年1月
1999年10月に発売されたCLクラスはラグジャリーなメルセデス・ベンツ、Sクラスの2ドアクーペだ。流麗かつダイナミックなボディは、ホイールベースがSクラスのセダンに比べると80mm短いものの2885mmを確保、全長は5000mmジャストだ。全幅は1855mmに達しており、セルシオサイズのクーペと考えればいかに贅沢なクルマかがわかるだろう。バリエーションはV型8気筒の5リッターエンジンを搭載するCL500、V型12気筒の5.8リッターエンジンを積んだCL600という構成。世界的に見てもトップクラスのエンジンキャパシティを備えたクーペといえる。運転を楽しむスポーツカーとしての側面も備えるが、真の目的は、あくまでも快適で安全な超高速の移動手段に置かれている。シートやダッシュボードなど、室内の随所に本革を採用し、パーソナルなクーペならではの上質な味わいと雰囲気も魅力的だ。2003年11月からは5リッターV8エンジン搭載モデルに電子制御7速オートマチック・トランスミッション“7G-TRONIC”が装備されている。従来の5速オートマチック・トランスミッションとほぼ同等の重量ながら、各ギア間のギア比が接近したことにより、一層なめらかで素早いシフトチェンジを行うとともに、加速時にはアクセル開度に応じて2段を一気にシフトダウン。加速性能の向上を図っている。
■2002年11月
CLクラスはラグジュアリーなメルセデスベンツ、Sクラスのクーペ版だ。Sクラスのセダンに比べるとホイールベースは80mm短くなったが、それでも2885mmを確保、全長も5000mmジャストだ。全幅も1855mmに達しており、セルシオサイズのクーペと考えればいかに贅沢なクルマかが分かるだろう。 バリエーションはV型8気筒の5リッターエンジンを搭載するCL500、V型12気筒の5.8リッターエンジンを積んだCL600という構成だ。世界的に見てもトップクラスのエンジンキャパシティを備えたクーペと言える。 ちなみにエンジン性能は5リッターが最高出力306馬力で最大トルクが46.9kg-m、これが5.8リッターになると367馬力の54.1kg-mへと高まる。まさに超高速での移動を可能とした快適なアウトバーンクルーザーだ。メルセデスベンツは1930年代の中盤、ヒトラーの肝入りでアウトバーンを超高速
で移動するための2シータークーペ、その名も「アウトバーン.クリエール」を造ったが(これも5リッターエンジンを搭載する500Kがベースだった)、CLクラスはその直系の子孫に当たるクルマと捉えて良い。運転を楽しむスポーツカーとしての側面も備えるが、真の目的は、あくまでも快適で安全な超高速の移動手段に置かれている。